集成材とは?
「集成材」とは、短尺の木材を柾目、板目方向に関係なく、接着剤を使って、フィンガージョイントにより貼り合わせた材のことをいいます。

集成材が考えられた最初の動機は、無垢材では求めることができない、太く長い柱や、幅の広い板が欲しかったことだそうです。
そこで、左の図のように、長さ、巾、厚さの方向に接着して、必要な大きさの部材にしたものが集成材です。
規格製品も多く、その規格製品は、集成「フリー板」とも呼ばれています。
繊維が異なった方向で接着されているので、木材のもっている収縮などによる動きが、ある程度矯正されているのも特徴です。
実は・・・集成材には多くの種類があるのをご存知ですか?
大きくは、「構造用集成材」と「造作用集成材」に分けられますが、この続きはまた別のページでご紹介したいと思います。
ちなみに、「集成材」という言い方もいろいろあるんです。
「積層材」と言われたり、無垢材が集成してできているので「ムク集成」と言われたり、無垢のブロックが集まっているため「ブロック集成」とも言われたりします。
奥が深いですよね!
つまり、まとめると、無垢材ではできないことを、集成材では可能ということでしょうか。
〇幅が広い板も可能
〇無垢材と比べると、反りにくい
〇単価も計算しやすい
〇木目も楽しめる
次回は、さらに見た目が美しくなるように、この集成材の表面に桧などの薄い突板を貼ってある「化粧貼り」について説明します。お楽しみに・・