反りを直す方法

程度の差はありますが、木材全般に共通して、水分の吸湿・乾燥などによる反りがあります。

当店では製作上、細心の注意を払っておりますが、反りは木材の性質上、どうしても生じる可能性があります。

 

一般的に、反りは、厚みが薄いほど、巾が広いほど、長さが長いほど大きくなると言われています。

例えば、厚み20mm×巾450mm×長さ3950mmなどは反りやすいです。

また、細長い材は曲がりやすくなります。

例えば、厚み30mm×巾30mm×長さ3000mmなどです。

 

梱包せずに木材をそのままにしていて、いざ日曜大工に挑戦しようとしたら木材が反ってしまった・・・なんてことはありませんか?

 

細長い材の反りを直すのは難しいですが、巾広い材は、ちょっとしたコツで反りを直すこともできるので、ここでご紹介します。 

  

必要なものは簡単です。

【材料】

・はけ

・水

・重石(あれば)


①まず、反っている面と木口にはけ等で水を含ませます。

②乾くまで下面はビニールの上等に置き、空気に触れないようにします。

③もしあれば、この上面に重石等を乗せておきます。

 

このままの状態で、半日程度様子を見てください。

反りが直る場合は、自然と反りが直っているハズです。

 

※ただし、すべての板がこの方法で直るわけではありません。※

半日経っても直らない場合は、再度ご注文されることをおすすめいたします。

 

また、 塗装をすれば吸湿・乾燥が抑えられるため、反りの程度は少なくなります。

ご参考にしていただければ幸いです。

当社の集成材製造工場でも、反りが出た場合、同様の方法で直しています。

下の写真の通りです。 

反りを直している様子
反りを直している様子
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